時間を味方につけて資産形成を継続しよう

投資をしていると、時には市場がマイナストレンドになることもあります。大切なお金を投資している以上、マイナスが続くと不安な気持ちになってしまう方も少なくないでしょう。

 

市場は変動するものですが、毎月定期的に投資を行い、時間を分散して市場に参加し続けることで投資を有利に行うことができます。

 

市場価格が下がっている時には安く購入できる一方で、上がっているときには購入する量が少なくなることにより、平均購入価格が下がるため、市場の回復時に効果を発揮し、中長期的に利益につながりやすくなります。

 

 具体的に過去の動きを見てみましょう。

 

グラフ 1は2008年のリーマン・ショック時の市場の下げを表しています。「100年に一度の危機」と言われたリーマン・ショックでは、短期的に価格は大きく減少しています。

 

 

一方で、過去30年の世界の株式に目を向けると、さまざまな通貨危機等のイベントがあり、一時的に価格が大幅に減少する場面もありますが、中長期的には回復し、成長を続けてきています。

 

 

グラフ1で示している2008年のリーマン・ショックは上記のピンクの期間にあたりますが、このタイミングで焦って投資資産の売却をすることなく現在まで継続していた場合、その後はリーマン・ショック以前を上回るパフォーマンスで資産が積み上がっていることとなります。

 

資産形成に、投資の基本原則「長期・分散・積立」がいかに重要であるかがよくわかる一例です。

 

マーケットが回復したときに高いリターンを得るためにも、直近の下げ相場だけを見て判断せず、コツコツ投資を継続していきましょう!

 

* 各種データに基づきTORANOTEC投信投資顧問株式会社作成